走り幅跳びの跳躍動作・着地について

跳躍時は止まる意識で

跳んでから体を足にひきつける「そり跳び」や体をばたばたさせる「はさみ跳び」などの空中のフォームがあります。どのスタイルにするかは、半分以上の選手は「やりやすさ」や「はさみとびはかっこいい」などのイメージで決めているのではないでしょうか

大切なのは、空中は「余計な動きをしない」ことです。空中でもがいても記録があがるわけではありません。空気中の抵抗が増えるだけです。

余計な動きをしないとは、「軸」を大切にするということです。

ではなぜはさみ跳びは空中でバタバタしてもいいのでしょうか。これは踏み切り時に助走のスピードを踏み切りで減速させたくない選手が「走る」延長で踏み切り、そのままの勢いで跳んでいるので、手足が動くのです。助走から跳躍局面まで一連の走る動作の延長で跳躍しているので、軸がぶれにくいのです。足の速さに自信がある人は比較的はさみ跳びのスタイルの傾向がありますね。

よい着地とは

小便小僧から出てくるあのラインを思い出してください。なかなかナイスな弧を描きますね。出るところから勢いが発生し、後は惰性で落ちていきます。その惰性の部分を基準に考えてください。何もしなければ大体予想の付くところに落ちるわけですが、それより前にいくことを想像してください。

走幅跳においてよい着地は、「勢いから予想するところより前に着地する」ことです。そのためには、接地局面でいかに足を前に振り出すことができるかがポイントになります。

足を振り出すためには空中の局面でいかに手をうまく振りかぶるかが大切です。体力テストで立位体前屈をする際に、ゆっくり前に倒れるより、勢いをつけて体を倒したほうが一瞬だけでも前に手を着くことができますね。それを空中でやって、我慢をすればいいのです。

口で言うのは簡単ですが、やってみると難しい。跳躍の練習は「助走」や「踏み切り」の練習がほとんどを占めますので着地の練習はあまりやりませんが、ちょっと改善したい人は、2・3歩の助走からからジャンプし、前に足を振り出してお尻から着地しそうな練習もしてみてください。

ちなみに小便小僧の名前は、「ジュリアン坊や」だそうです。侵略者が壁を爆弾で爆破しようとしたときに、爆弾の導火線を小便をかけて消して、町を救ったという武勇伝説から像が作られたそうな。