走り幅跳びの踏み切りについて

踏切は「かかとから入るつもり」で「フラットに接地」しよう

よい踏み切りとは「助走を生かした跳躍」の可能な踏み切り方法です。

それではこのパソコンの前で実験してみましょう。立った状態で踏切る足の指と甲をピンと伸ばしてください。バレリーナのような感じになり、足先がきれいに伸びますね。

そのまま前に接地してみてください。足先から接地すると思います。そのまま前に重心をかけると、どうなりますか?きっと、次にひざが曲がりませんか?

つまり、足先が伸びている状態だと、「ひざが伸びる」→「大きく曲がる」→「伸びる」というように3段階の動作が必要になります。踏切は一瞬の動作ですので、ひざが曲がって伸ばばそうとしたときには、もうジャンプしている最中です。足も耐え切れませんので、ひざの曲がった「つぶれた」状態の跳躍になります。

そこでもう一回実験してみましょう。今度はつま先を立てて立ってください。そのまま前に重心をかけると、かかとから接地しませんか?そのまま転がり運動のような感じで前に体が行きますね

そのときひざはあまり曲がりませんね。余計な動きがないので、軸を保ったまま踏み切り動作ができます。

リード足のポジションを意識しよう

踏切時において助走スピードを跳躍の方向付けになるのが、「リード足」です。足が接地した際にリード足がどの位置にあるかどうかも大切にしたい部分です。

踏切時は地面反力をもらう局面です。跳躍力に変えるために、

1.反力をもらう瞬間  2.反力をもらった後の動き  の2つについて考えていきましょう。

1.“反力をもらう瞬間” では腕と足が反対の足に追いついているかどうか が大切です。たとえば、

× 接地時にリード足のくるぶしが、踏切足の後ろ では、遅れてしまう。

 

○ 接地時にリード足のくるぶしと踏切足のくるぶしがほぼ同じ位置

 

2.“反力をもらった後の動き”の局面では、確実に越えているかどうか  が大切です。

○ 接地時にリード足のくるぶしが、踏切足を超えている

 

大股で歩行すると、踏切足を接地したときには自然とリード足が後ろに流れてしまう状態になりますね。踏切前は、「踏切前動作」でも解説したとおり、ピッチ(回転)を利用した走りで行くことにより、素早く足を引きつけることができます。

踏切時において跳躍力に変えるためにも、「リード足の位置」にも注意を払った練習をしてみましょう。